11月10日、金沢市瓢箪町に「町の踊場 台所 ひととき」がオープン!
料理に人生すべてを捧げた有名割烹出身の料理人による、繊細かつ洗練された料理を堪能できる日本料理店ができました。
閑静な住宅街の一角に佇む、「町の踊場 台所 ひととき」。
兼ねてからあった、知る人ぞ知る宿泊施設兼カフェ「町の踊場」の夕食処として新たにオープンしました。
落ち着いた雰囲気の店内で提供されるのは、「お昼のランチ」(要問合せ)と「夜の会席料理」(8,800円~)。
宿泊客だけでなく一般客も利用でき、今回は夜の懐石料理の中から3品をご紹介します。
まずは、ローストビーフをサラダスタイルで。
和牛は、全国各地から厳選したブランド牛の中でも、高い品評を得た「チャンピオン牛」を使用。
柔らかな肉質と噛むごとに肉の旨味が口の中に広がります。
バルサミコソースでさっぱりといただけるので、次の料理へと弾みがつく一皿です。
左奥は、牛の赤ワイン煮。
大量のワインを煮詰め、葡萄の凝縮された果実感がアクセントとなっています。国産牛のスネやモモから出るエキスに赤ワインの風味、僅かな酸味。
シンプルながら、その奥深い味わいに驚かされます。
右奥にあるのは、棒鮨。
のどぐろやかますなど、季節によって料理長が間違いなく美味しいと思ったものを提供されています。
魚をぱりっと焼き上げ、目の前で巻いてくれるライブ感も、お酒と会話が進みます。
料理はもちろん、店主が自信をのぞかせるのが、お酒のセレクト。
日本酒は地酒を中心とした、日本酒党をも頷かせるラインナップです。
長野の「大信州」など料理長が惚れ込んだ銘柄も取り揃えており、ぜひ料理と合わせて楽しみたいところ。
ワインも多数取り揃え、九谷焼のグラスとともに堪能できますよ。
歴47年の調理長・友田省治さんは、人生を料理一本に捧げてきた苦労人。
名古屋や京都の日本料理店で研鑽を重ね、金沢の日本料理の名店「杉の井」にも在籍しておられました。
またミシュランプレートにも輝いた人気和食店「菜喰 安心院(さいじき あじむ)」も営まれていましたが、健康上の理由で惜しまれつつも閉店。
ですが料理への情熱は消えることなく燃え続け、この度「町の踊場」の調理長として新たに迎えられました。
友田さんの料理は、引き算の美学。
素材には手をかけすぎず、確かな仕事で最上の一皿に仕上げます。
京都で学んだ食文化がベースにあり、和食の五(五色、五味、五法、五感)を楽しめる料理は華やかさもあり、食べる前から心が躍るワクワク感を味わえます。
実直な仕事の中にも遊び心をのぞかせる「町の踊場 台所 ひととき」の料理。
友田さんとのカウンター越しの会話も楽しく、さまざまなシチュエーションで使える気取らない雰囲気も魅力ですよ。
大人の隠れ家的なお店として、ますます人気が高まりそうですね。
町の踊場 台所 ひととき
住所 | 石川県金沢市瓢箪町8-23 |
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TEL | 076-222-0823 |
営業時間 | 11:30-14:00(L.O.13:30) 18:00-22:00(L.O.20:00) |
定休日 | 木曜、第2・4日曜 |
駐車場 | 5台 |