編集部が金沢のカフェを訪ねるシリーズ企画、「石川・金沢カフェ巡り」。
今回は、金沢市の新竪町にある「Espresso Bar KESARAN PASARAN（ケサランパサラン）」におじゃましてきました。
新竪町商店街の中ほどにある「Espresso Bar KESARAN PASARAN」。
2018年に片町のバーで間借り営業をスタートするとすぐに話題を集め、ファンが急増。
2019年11月にこの場所へ移転しました。
ここならではの雰囲気やメニューに惹かれ、通いつめるリピーターも多い、金沢を代表する人気カフェです。
海外の酒場を思わせるような雰囲気の1階は、いくつかの雰囲気が異なるカウンター席が設けられた空間。
店主と会話を楽しんだり、奥の席でゆっくり本を読んだり、窓際の席で道行く人を眺めながらリラックスしたりと、訪れる人が自由に過ごす姿が印象的です。
2階は雰囲気がガラリと変わり、ステンレスの壁と床が未来を感じさせるようなスタイリッシュな空間。
遊び心のあるインテリアも楽しく、好奇心を刺激されるカフェタイムを過ごすことができます。
ドリンクは、オーストラリア・メルボルンスタイルで提供するエスプレッソドリンクがメイン。
コーヒー豆は、金沢の人気店「サニーベルコーヒー」のオリジナルブレンドを使用し、抽出から注ぎまで全てに妥協せずスペシャルな一杯に仕上げています。
コーヒーに詳しくないという方にも、違いを丁寧に説明してくれ、好みに合わせてさまざまな飲み方も提案してくれるので、きっとお気に入りの味が見つかりますよ。
なかでも、夏季にオススメというのが「アイスカプチーノ」（650円）です。
専用機器でミックスして細かな泡を含ませ、さらに濾してココアパウダーをパラリとかけて仕上げます。
まろやかでふんわり、軽い口どけ。エスプレッソの風味が柔らかに広がる、新感覚のドリンクです。
また、味も見た目も追求した自家製スイーツも魅力的。
「ハチの巣みたいなレモンタルト」（650円）は、思わず写真におさめたくなるような、キュートなビジュアル♡
ハチの巣にインスピレーションを受けてデザインされたこのタルト。
生搾りレモン果汁がふんだんに使われたレモンクリームが爽やかな味わいで、なめらかな口どけがたまりません。
上には蜂蜜レモンゼリーが重ねてあり、軽やかなメレンゲとサクッと香ばしいタルトとのバランスも絶妙です。
そして、サンドイッチなどの軽食メニューも豊富で、モーニングやちょっと小腹が空いた時にも重宝します。
注文を受けてからこんがりと焼き上げるホットサンドは、具だくさんでチーズがとろり。
この断面が食欲をそそりますよね～♡
こちらが、店主の山口綜士さん・亜莉紗さんご夫婦。
共にワーキングホリデーで訪れたメルボルンで、カフェ文化に衝撃を受けたのがオープンのきっかけだとか。
「メルボルンのカフェは、静かで緊張するお店ではなく、わいわいと気軽に美味しいコーヒーを楽しめる場所でした。私の理想がそこにあったんです。」と、亜莉紗さん。
よりフランクにリラックスできる空間を提供したいと、金曜日には夜カフェも営業しています。
5年目を迎え、より自分たちのやりたいことがハッキリしてきたというお二人。
「常連さんにも常に新鮮な気持ちで利用してもらいたい。季節に合わせて流動的にメニューを変えたり、改めて推したいメニューをピックアップしたりするなど、色々トライしていきます」と、綜士さんも話してくれました。
見つけると幸せになれるというふわふわの白い物体から名付けたという店名通り、訪れると心地よい時間が過ごせてちょっと幸せになれる場所「Espresso Bar KESARAN PASARAN」。
カフェの街、メルボルンのような雰囲気を味わいに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？
Espresso Bar KESARAN PASARAN（ケサランパサラン）
| 住所 | 石川県金沢市新竪町3-17-3 |
|---|---|
| TEL | 076-250-5053 |
| 営業時間 | 8:30-17:00(L.O.16:30) 金曜のみ18:00-22:30(L.O.22:00) |
| 定休日 | 月曜 |
| 駐車場 | 近隣に有料Pあり |
