金沢に「ポケモンセンターカナザワ」がオープンして1周年!
これを記念して、ピカチュウが「週末、金沢。」編集部の取材に参加してくれることになりました!
今回、編集部とピカチュウが紹介するのは石川県の伝統工芸「加賀友禅」。
石川が誇る華やかなお着物がどのようにできているのか、製造工程を見学させていただきました。
今回はなんと、ピカチュウが着ているお着物を「加賀友禅」で再現してもらえることに♡
ピカチュウと一緒に、「加賀友禅」の魅力と職人さんのすごい技術をレポートします!
加賀友禅についてピカチュウとお勉強!
まず編集部とピカチュウが訪れたのはこちら!
加賀友禅作家である奥田雅子さんの工房です。
こちらが作家の奥田雅子さん。
加賀友禅の作家とは、お着物の全体の模様を考えて、絹の布に筆で絵を描いていくお仕事。
どんな仕上がりになるのか、いまからドキドキです…!
まずお着物全体のデザインを決めます。
今回は実際にピカチュウの着ているお着物を展開してデザインにおこしてくださいました。
それから、青花という植物からとる染料で、絹の布に下絵を写していきます。
この青花の染料は、水で洗うと落ちてしまうので仕上がりに残ることがありません。
つぎに、下絵の染めない部分に糊(のり)をする「糊置」を専門の職人に依頼します。
ちなみにこの糊は、お米からできているのだそう。
そうして「糊置」をした絹に、奥田さんが染料で色を塗っていく「彩色」。
「加賀五彩」という伝統の色を基調に、いくつもの色で着物を鮮やかに彩る、仕上がりの中心となる作業!
仕上がりの色と、染料の色が微妙に違うので、仕上がりをイメージしながら塗っていくのだそう。
細かいところも丁寧に塗っていくその表情も真剣。ピカチュウも静かに見守ります…。
彩色を終えた着物は奥田さんの手を離れ、絵が描いてある部分に再び糊置きを行う「中埋」。
そうして彩色の部分をカバーしたあとは、着物全体を染める「地染」へ。
伝統技法である「引染め」の職人さんの仕事場にワープ!
こちらが「引染め」職人さんのお仕事現場!
ハケでムラなく手早く丁寧に染め上げていくさまに、ピカチュウも興味津々♡
とくに注目なのが「ぼかし」の技術。
水で濡らした部分に、染料を流してぼかしていきます。
一見シンプルな作業に見えますが、イメージ通りにぼかすには相当な技術が必要。
職人さんの腕の見せどころです。
最後に、大きなプールで、下絵の染料と糊を水で流します。
これを「友禅流し」といって、昔は川の流れを利用して行っていたんですって。
川に流れていくものだから、下絵の染料や糊はすべて自然由来のもの。
環境にやさしい昔ながらの方法で作られています。
そして布を乾燥させて、仕立て屋さんが着物の形に縫い仕立てれば…
完成した加賀友禅がこちら!
こちらが完成した加賀友禅!
加賀手毬や、ミロカロスのウロコの模様がぼかしの技術で美しく再現されています。
何人もの職人さんの手に渡り、ひとつずつ丁寧に作られている「加賀友禅」。
私たちがしっかり受け継いで、その技術と想いを未来に残していきたいですね。
完成品はポケモンセンターカナザワで展示中!
今回作っていただいた作品は、ポケモンセンターカナザワにて展示中!
細かなところまで美しく染められた、加賀友禅に携わる職人さんの技術をぜひご覧ください♡
ポケモンセンターカナザワ
住所 | 石川県金沢市堀川新町3-1 金沢フォーラス 5F |
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TEL | 076-208-5146 |
営業時間 | 10:00-21:00 |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 金沢フォーラス提携駐車場あり |
<取材協力>
加賀友禅会館
住所 | 石川県金沢市小将町8-8 |
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TEL | 076-224-5511 |
営業時間 | 9:00-17:00 |
定休日 | 水曜(祝営業)、年末年始 |
駐車場 | 近隣に有料Pあり |
茜やアーカイブギャラリー
住所 | 石川県金沢市里見町53-1 |
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TEL | 076-223-8555 |
営業時間 | 10:00-17:00 |
定休日 | 月-金(祝営業) |
駐車場 | 近隣に有料Pあり |
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