【金沢】誰もが“こうありたい”“これやりたい”を叶えられるコミュニティスペース「金石町家(仮)」がオープン!【NEW OPEN】

7月4日、金沢市金石に「金石町家(仮)」がオープン!
リビングやコワーキング、図書室、アトリエなどを備えた、子どもから大人まで誰もが自由に過ごせるまちのコミュニティスペースができました。

レトロな雰囲気を残す金石の町並みにオープンした、「金石町家(仮)」
築100年超の趣ある町家をリノベーションし、さまざまなヒトやコト、モノが集まり、交わることで新たな金石の未来を育む拠点として生まれ変わりました。

通りに面する、1Fスペースの「リビング」
明るく開放感あふれる空間では、セルフサービスのお茶やコーヒー(税込100円〜)片手にのんびり読書するもよし、友達と楽しくおしゃべりするもよし、誰もが思い思いのひとときを過ごせます。

「リビング」には、シェアキッチンも完備。
「カフェを開きたい」「料理教室をやってみたい」など、お試し営業でのレンタルも可能(要相談)で、大人も子どもも年齢問わず、やりたいことの第一歩を応援してくれます。

金石町家(仮)の「まちやのもじづくり」

誰でも無料で参加できる、常設のワークショップも楽しめます。
上の写真は、リビングの壁に掲示するサイン(案内表示)を、町家を訪れる人の手で1文字ずつ工作しようという「まちやのもじづくり」のもの。
(予定しているすべての文字が完成したら終了とのことで、本稿公開日時点で終了している可能性があります)

金石町家(仮)の「くえすちょん&しんく」

「くえすちょん&しんく」というワークショップも開催中です。
これは、ふとした問いや、それに対する考えなどを思い思いに壁に貼っていくというもの。

やってみると、「私ってこんなこと考えてたのか!」「アタマの中って一人ひとり全然違うんだなぁ」と、一見当たり前のようでいて、実は日頃あまり意識する機会のないことをリアルに感じられて、ちょっとだけ視界が広くなったような気分です。
家族や友人と一緒にやると、それまで知らなかったお互いの意外な一面がわかって面白そうですね!

リビングの奥には、できるだけ古材を活かし、昔ながらの趣を残した「和室」が。
こちらは、レンタルスペースとして貸切利用することができ、地域の集まりや習い事やクラブ活動の場などとして活用できます。

もちろん予約が入っていなければ、誰でも自由に利用可能!
足を伸ばしてゆったりくつろげますよ。

天気の良い日は、縁側がおすすめ!
日向ぼっこしたり、お昼寝したり、物思いにふけってみたり…
心も体も癒されて、気分もスッキリするはず。

施設内には、なんと「図書室」も。
絵本や児童書、小説や実用書、写真集など、さまざまなジャンルの書籍が約700冊所蔵されています。
ここにある書籍は、そのすべてがリサイクル本。
地域の方々が使わなくなった書籍も、寄贈してもらっているのだそう。

また、どの書籍も自由に貸し出しOK!
気に入ったら、自分の家にある古本と交換することもできるんです。

かつて北前船の寄港地として栄えた金石は、いろんなモノや文化を交換することで社会的にも文化的にも経済的にも豊かさを築いてきました。
この「図書館」のユニークなシステムには、金石の人たちが持つ“交換の精神”をもう一度呼び覚ましたい、という意味も込められているそうですよ。

2Fには、「コワーキングスペース」が。
大人は1時間300円(税込)、1日1,200円(税込)。高校生以下は無料で利用できます。

静かでデスクも広々と使えるので、集中して仕事や勉強に取り組みたいときにもってこい!
8畳の和室もあるので、数人での打ち合わせやオンラインミーティングの際にも活躍してくれそうです。

こちらは、「アトリエ」
アトリエの一角には、紙粘土や布、糸、紙類といった工作材料や画材、工具類などが置かれた「クリエイティブガレージ」があり、子どもたちはどれでも自由に使って思い思いの創作活動にチャレンジできます。

ここでは、学校の授業とは違い、正解もなければ先生の評価を気にすることもありません。
何を作ってもOKですし、どの材料をどう使ってもOK
自分の好きなことにとことん没頭しながら、関心や興味を深められますよ。

子どもも大人も思い思いの過ごし方ができ、趣深い空間の中でそれらがゆるやかに混ざり合う…そんな不思議な場所、「金石町家(仮)」
今後は、地域の人や学生の協力を得ながら、より多様な価値観や学びに触れる環境をつくっていきたいとのことですよ。

ぜひあなたもぶらり立ち寄ってみてはいかが。
きっと素敵な出会いがあるはず。

金石町家(仮)

住所石川県金沢市金石西1-27-13
営業時間10:00-17:00
定休日日・月曜・祝日
駐車場3台
公式webサイト