あま〜く香ばしい香りの焼きたてパンに囲まれて働く、パン屋さん♡
幼いころ、誰もが一度は夢みたことがあるのではないでしょうか?
もしも1日だけパン職人になれたら…….そんな夢のような企画に、キッズリポーターが挑戦!
富山県の人気パン屋「手づくりパン工房やねのうえのガチョウ」のパン職人見習いとして、美味しいパンができるまでの裏側を体験取材してきました〜♡
「手づくりパン工房やねのうえのガチョウ」に弟子入りしてきました!
今回、パン職人見習いに挑戦するのが、キッズリポーターのユメちゃん。
バスケットとピアノが得意な、元気いっぱいの小学生です♪
料理も大好きで、家でも普段からホームベーカリーを使ってパンを作っているのだとか!
パン職人にずっと興味があったから、楽しみ!
美味しいパンを作って、みんなをびっくりさせちゃうぞ〜♪
お邪魔したのは、富山県富山市の「手づくりパン工房やねのうえのガチョウ」。
呉羽高校すぐ隣に構え、学生や地域の方々に長年愛され続ける”まちのパン屋さん”です。
笑顔で出迎えてくれたのが、パン職人歴20年の石川さん。
お店の看板商品「どうぶつメロンパン」の開発者で、子どもたちの笑顔を見るために20年経った今でも、より美味しいパンを目指して日々開発を続ける努力家なんです!
師匠!よろしくお願いしま〜す!
今日は、人気の「どうぶつメロンパン」に挑戦してもらいます。
一人前のパン職人を目指して、頑張ってくださいね!
「どうぶつメロンパン」作りに挑戦♪
第一の関門:パン生地を作ろう!
あんぱん、食パン、カレーパン…毎日さまざまなパンを焼き上げるパン職人のお仕事。
その中から今回は、お店の人気商品「どうぶつメロンパン」に挑戦します!
まずは、パン生地の材料を混ぜ合わる工程から。
小麦粉や卵、砂糖、バター、イースト菌など、大きな専用ミキサーに投入していきます。
ポイントは、材料を混ぜ合わせる速度。
始めは低速で、徐々に高速で回していくことで、生地のグルテンが形成され、強い生地になるのだそう!
菓子パンの生地は、しっかり混ぜ合わせるのがポイント!
普段は、約280個分のパン生地のタネを一度にミキサーで回しています!
どひゃ〜!!めっちゃ多い〜!
何度も生地の状態をチェックしながら、しっかり弾力のあるパン生地に仕上げていきます。
手で伸ばしても、切れなくなるくらいが目安ですね。
どんどん触り心地が変わってきた!柔らかくなってる!
パン生地が完成!
また、パンの生地は周りの気温や湿度に左右されやすく、熱を持つと上手に膨らまないなど、仕上がりが悪くなってしまうという難しさも。
外の影響を考慮しながら、美味しいパン生地に仕上げる技術は、長年の経験や知識があるからこそなんです。
夏は冷やした小麦粉を使ったり、キンキンに冷えた水を使ったり、工夫しながら作っているんですよ。
知らなかった!パン生地って繊細なんですね♪
第二の関門:パン生地を丸めよう!
次に、パン生地を40gずつ丸めていく工程。
表面がつるんとお餅のように丸めて、形を整えていきます。
粘土みたいで楽しい〜♪
ひたすら重さを計って、コネコネ……
手が疲れてきたなぁ……(師匠をチラッ)
まだまだ!どんどんコネていきますよ〜♪
師匠の手が止まらない…!パン職人の体力、ハンパない〜!
第三の関門:動物の形に生成しよう!
続いて、パン生地を動物の形に生成する工程。
今回は、ユメちゃんの大好きなトラとウサギのメロンパンを作ります♡
こちらはトラの耳の部分。
5g計って、くるくるっと丸めていきます。
細かいパーツ一つひとつ手作業で作っているなんてビックリ!
トラの顔になる生地を、麺棒を使って丁寧にのばし、中にチョコチップを入れて包みます。
ウサギもトラ同様、耳と顔の部分を作っていきます。
チョコチップがいっぱい〜♡絶対美味しいやつ!
餃子のように、ギュッと指でつまみながら包んでいくのがコツですよ!
メロンパンに欠かせない、サクサク食感のクッキー生地。
麺棒で平たく伸ばし、パン生地に被せます。
ぐぬぬ…生地が手にくっついて伸ばしにくい〜!
手に粉をつけると生地がくっつきにくくなりますよ。
バターが多いクッキー生地はちぎれやすいので、スピーディーに扱いましょう!
クッキー生地は、プレーン、ココア、ブラックココアの3種類。
この色を組み合わせて、さまざまな動物の顔を作り出すのだとか!
ちなみに、うさぎのピンクは、プレーンに天然着色料の紅麹色素を混ぜて色付けするんですって。
トラの口周りは、プレーンとココアを混ぜたベージュ色、鼻はブラックココアで作ります。
か、可愛い〜♡組み合わせ方でいろんな色が作り出せるんですね♪
動物の形に生成できたら、30〜35度で約1時間発酵させていきます。
よ〜し、あともうちょっと!早く食べた〜い♡
第四の関門:動物の顔を描こう!
いよいよ大詰め!
十分に発酵させたメロンパン生地に、チョコレートで動物の顔を描いていく工程です。
まずは師匠の手さばきを、じっくり観察……。
上からまっすぐ線を引くと、うまく描けますよ!
チョコレートの加減が難しいけど、面白い〜♪
だんだんコツを掴み、スピーディーに描けるようになってきたユメちゃん。
とっても上手!絵描くの得意?
嬉しい!可愛い顔にするぞ〜♪
パンダやくま、ぶた、サルなど、約20種類ある「どうぶつメロンパン」。
多い日には、1日100個以上を売り上げることもあるのだとか!
パンで動物を表現するのって難しくなかったですか?
簡単かつ動物の特徴をとらえてデザインするのは難しかったですね。
いつもイラストを参考にしながら、新しいどうぶつメロンパンを作っています!
最後は、180度のオーブンに入れて約8分。
パンの種類によっても温度を変えており、通常よりも少し低めでじっくり焼き上げることで、中までしっかり熱を通しつつ、見た目もキレイに仕上がるんですって。
ついに「どうぶつメロンパン」が完成!出来栄えは!?
パン職人見習いのユメちゃん作・どうぶつメロンパンが完成!
思わず笑顔がこぼれる、可愛らしいパンに仕上がりました♪
というわけで、いざ実食!
頑張って作ったパンのお味はいかが?
ふわっふわで、とても美味しい〜♡
初めてとは思えない!素晴らしい出来です♪
明日からうちで働きませんか?(笑)
大変だったからこそ、焼き上がった時の感動は忘れられません!
毎朝早くから美味しいパンを作ってくれるパン職人さんたち、ブラボーです♪
パンを食べて笑顔になるお客さんたちを見ると、もっと頑張ろうって思えるんです。
どんな経験も将来きっと役に立つので、どんどんいろんな挑戦をしてみてくださいね!
頑張ります!今日は、ありがとうございました♪
取材協力してくれたお店はこちら!
今回、弟子入り企画に協力してくれた「手づくりパン工房やねのうえのガチョウ」。
店内には、ユメちゃんが作った「どうぶつメロンパン」をはじめ、運営元の「社会福祉法人 めひの野園」で育てた食材で作る、どこか懐かしい味わいのパンがずらり並んでいます。
2階には、広々としたイートインスペースも完備。
パンを購入した方限定のコーヒー1杯サービスもあるので、ぜひランチやおやつタイムに立ち寄ってみてくださいね♪
手づくりパン工房やねのうえのガチョウ
住所 | 富山県富山市呉羽町2164-9 |
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TEL | 076-434-1017 |
営業時間 | 9:00−17:00 |
定休日 | 月・日曜、祝日 |
駐車場 | 10台 |