行ってわかった!【沖縄・久高島】聖なる島で心も体もパワーチャージ!〜女子旅・恋旅・ハネムーンにおすすめな5つの理由〜<前編>

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旅行先として人気の沖縄県。沖縄に行くなら、ぜひ、ぜひ!おすすめしたい離島があるんです。

 

\久高島/

近頃、神の島としてじわじわ注目を集める、沖縄の離島です。

 

とはいえ「石垣島」や「竹富島」に比べると、ちょっとマイナー。実際私も、出かける前は「神の島ってどういうこと?」「島で何ができるの?」「楽しいの?」と、実はそーんなに久高島へ出かけることに乗り気ではなかったのですが…

 

結論から言うと、久高島は最高におすすめしたい島になりました!

 

ということで、久高島に行ったからわかった、心と体が癒される不思議な「久高島」の魅力を、女子旅に、彼との恋旅に、そしてハネムーンに「久高島をおすすめしたい5つの理由」とともにたっぷりとご紹介しまーす!

 

理由 #01 なんてったって「神の島」。大いなるパワーに癒される

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まずは久高島基礎知識から

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久高島は、沖縄本島から高速船・フェリーで約15〜25分の距離にある離島で、島の周囲は約8kmの小さな島です。

なぜ「神の島」なのかというと、琉球の島々をつくりだしたとされる女神「アマミキヨ」が降臨し、米や麦、豆といった穀物(五穀)を伝えた場所とされているから。

琉球王国の頃、久高島は特別な島として島そのものが信仰の対象でした。島では、「ノロ」と呼ばれる女性の祭司(現在ノロは不在)を中心に、島の女性たちが一年を通じてたくさんの神事・祭祀を行なっていて、現在も30近い儀式が引き継がれ、行われている神秘的な島なのです。

小さな島のあちこちに、神を祀る「御嶽(うたき)」と呼ばれる場所や、祭祀をおこなう祭場、拝殿などがあって、つまりは島全体がほぼ聖域。琉球の頃からの美しい自然が今も、手付かずに残されています。

 

祈りの場所に行ってみた!そして感じてみた!「フボー御嶽(うたき)」「御殿庭(うどぅんみゃー)」「外間殿(ふかまどぅん)」

「フボー御嶽(うたき)」

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琉球の7大御嶽(うたき)の一つと言われる、先祖の魂が祀られる場所です。霊力の高い御嶽(うたき)として、琉球王朝からも大切にされていたそうです。島で最高の聖域となっていて、男女問わず立ち入り禁止となっています。

ということで、入り口からそのパワーを感じてみます。

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久高島でのお祈りは、願い事ではなく、感謝をするのだそうです。

ありがとうございますの気持ちで、お祈り!

清々しいような、尊いような、不思議な気持ちに。とても心地のよい場所であることは、確かです。

 

「御殿庭(うどぅんみゃー)」

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かつて、久高島で生まれ育った30歳以上の既婚女性が神女(かみんちゅ)とよばれる神職者になるための就任儀礼「イザイホー」が行われていた場所。儀式では、建物の奥の森に女性たちがこもり、祖先の霊力を授かって神女(かみんちゅ)として生まれ変わるそうです。現在、奥の森は立ち入り禁止。神聖な森なのです。

 

「外間殿(ふかまどぅん)」

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現在も、旧正月などたくさんの祭祀が行われている、島の大切な拝殿。

お祈りしていると、島の人もお祈りに。島の人にとって、祈りは日常なんですね。

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普段、私が仕事や生活に追われて慌ただしく過ごしている間も、島の人はこうして祈りながら暮らしているんだな…と思うと、なんとも言えない気持ちになってきたぞ。

 

理由 #02 心が解放される!自然&景色が最高だ!

どこまでも青くて神聖な海

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海が本当にキレイ!エメラルドグリーンと藍色のコントラストがたまりません。

久高島の海は、美しいだけじゃありません。海も聖域なのです。

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島の最東端「ハビャーン(カベール岬)」は、琉球をつくった神「アマミキヨ」が降り立ったという伝説の海岸。絶景です。

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ハビャーンへと続く道もたまりません!道の両脇には神が宿るといわれる植物「クバ」が茂っています。青い空に白い道、緑のクバ、そしてその奥には、神の降り立った海紺碧の海!忘れられない、印象的な光景です。

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ほかにも、琉球に穀物が広まったきっかけとなる「五穀の壺」が流れ着いたという伝説のある「いしき浜」や、「たち浜」「ピザ浜」など、これぞ南国!な風景の広がる美しい海岸がいくつもあります。

※久高島で遊泳できるのは、港近くの「めーぎ浜」のみ。ほかでは泳ぐことはできませんのでご注意を

 

心ゆさぶられる夕日、力をもらえる朝日に感動

久高島では、海に沈む夕日も、海から昇る朝日も見ることができます。

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海に沈む夕日がきれいにみえるとやってきたのは、島の西側にあるキャンプ場。夕日を眺めていると、久高島での一日が終わってしまう寂しさがこみ上げてきます。楽しいこの時間が、ずっとずっと続けばいいのに!

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太陽が海に沈むと、ちょうどいいタイミングで漁船が横切っていきました。めっちゃエモーショナル!めっちゃセンチメンタル!

 

翌朝は、「ピザ浜」で朝日を待ちました。刻一刻と変わる空の色。空気が清々しくて、神聖な気持ちに。

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砂浜には、珊瑚や可愛い貝殻も。お土産に…と言いたいところですが、神の島である久高島からは、何も持ち出してはいけません。貝殻も石も植物も。自然のままにしておく決まりなのです。覚えておきましょう。

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いよいよ、朝日が顔を出しました。オレンジ色の光がぐんぐん空へ昇っていきます。海もオレンジに輝きます。

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地球って、ほんとにまわってるんだな。

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ただただ美しい光景に、心がリセットされたような、力がみなぎってくるような。とにかく、感動の体験でした。

 

どこ撮ってもフォトジェニ。猫好きにもたまらない島

なぜだろう。どこを撮っても、何を撮っても絵になる気がする…。そして、写真の腕が上がったのではないかと錯覚してしまう…。

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そんな、思わずシャッターを切りたくなる風景が、そこかしこに広がっています。

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久高島の家々の石垣には、シーサーがちょこんと乗っています。凛々しい子もいれば、優しい顔の子、愛嬌のある顔の子も。どの子も表情豊か!

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久高島では、たくさんの猫たちにも出会えますよ。人懐っこくて、カメラを構えるとちゃんと撮らせてくれるんです。かーわーいいー♡

 

理由 #03 体験が楽しい

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久高島には、レンタサイクルを貸し出している店舗が4カ所あります。

自転車があれば、島のあちこちを見て回ることができるし、何よりのんびり島内を自転車で走るのが気持ちいい!

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伝統的な造りの家が並ぶ集落は、レトロな雰囲気。島の人に会ったら、笑顔であいさつしましょう。

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「フボー御嶽(うたき)」へも自転車ででかけました。背の丈よりずいぶん大きい、クバの茂る中を突き進むのも爽快!

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「ハビャーン(カベール岬)」へと続く白い道も自転車が似合います。

 

久高島のミネラルたっぷりの海水からつくる「塩づくり体験」

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久高島では、海水を使った塩づくりを行う工房が2カ所あります。久高島周辺の海はミネラルが豊富で、旨味が強いと人気です。島では、その雰囲気が味わえる「塩づくり体験」をすることができます。

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体験ができるのは、宿泊施設でもある「久高島宿泊交流館」。漁師の西銘幸太さんが、優し〜く教えてくれます。

煮詰めて濃縮した海水をフライパンに入れてもらったら、強火で熱します。沸騰寸前で中火にし、焦がさないようにかき混ぜながら水分を飛ばしていきます。

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塩が塊になってきたら、スプーンで塊をつぶしながら、さらに火を入れていきます。

塊をしっかりつぶせばサラサラに。程よく残せば粗塩スタイル。好みの仕上がりになるまで、根気よくつぶしていきます。無心で塊をつぶす作業、結構はまります(笑)。

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サラサラ〜!なめてみると、まあるい塩味の中に、甘味、コクが感じられて、なんとも深い味わい。これは、おいしい!

できあがったら、久高島をモチーフにしたデザインのおしゃれなポチ袋に入れて持ち帰れます。大切な人にプレゼントしたいですね。

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塩づくり体験

料金:一人3,000円(作った塩、久高島デザインのポチ袋3枚つき)

予約・問い合わせ:098-835-8919久高島宿泊交流館

 

海ぶどう養殖場見学

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島内には、海ぶどうを養殖する施設がいくつかあって、そのうちの一つ、東健人さんの養殖場を見学させてもらいました。

プチプチとろりの独特の食感が魅力の海ぶどう。養殖で育てるものだということに、まずびっくり!

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この養殖場を立ち上げた東さん。もっともっと養殖場を大きくしたいと、現在クラウドファンディングで資金を集めているところだそうです。

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海ぶどうは、海藻の一種。ネットに苗を植えつけて成長させます。温度や湿度、日の当たり具合が成長を左右する、とっても繊細な海藻なんだそうです。

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収穫体験もさせていただきました。潰さないよう、房の部分だけを手で摘みます。実際の収穫も、全て手作業で行われるそうです。手間暇かかってます。

採れたてをパクリ!東さんの海ぶどうは、弾けるくらいプリップリで臭みが全くなくて、海のミネラルを凝縮したような旨味がすごい!こんな海ぶどう、はじめて!おいしいです。

 

海ぶどう養殖場見学

予約・問い合わせ:098-835-8919久高島宿泊交流館

 

まだまだ、女子旅・恋旅・ハネムーンに久高島をおすすめしたい理由、い〜っぱいあります!

後編へ続くっ!!

協力:NPO法人 久高島振興会、一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー