3月25日、金沢市卯辰町に「金沢茶寮」がオープン!
日常から少し離れ、感性と創造力に向き合える、新感覚の体験型アートカフェができました!
「金沢茶寮」ってどんな場所?
ひがし茶屋街からさらに山の方、卯辰山公園近くにオープンしたのは、築100年以上の古民家を改装した体験型アートカフェ「金沢茶寮」。
自分で「塗り」創り上げる器で、ここでしか味わえないオリジナルの日本茶を楽しむ、2時間の「体験」ができるのが魅力です!
自分で完成させた器をすぐに使って、とっておきのお茶をいただけるという唯一無二の体験ができるんです。
「アート」と「カフェ」の2ステップに分かれた「体験」ができる
トータル120分の「体験」では、まず、陶芸作家・吉岡正義氏とその愛弟子である漆芸作家・松浦悠子氏が考案した、最先端の塗り技法「金沢塗」で、陶器の器に色付けを行っていきます。
ゆっくりと五感を開放し、創造力を刺激する、金沢茶寮ならではの「アート」な体験です。
そして、「カフェ」の体験。
完成した作品で、さらに五感を拡張するプレミアムな日本茶ブランド「shu ha ri」のお茶と「shu ha riチョコ」を味わえるんですよ♪
こちらは10時〜、13時〜、16時〜の3部制で、各回4人1日12名限定ですので、予約を忘れずに。
2階にはとっておきの眺望が魅力のカフェスペース
2階はカフェスペースになっていて、金沢市内を臨む絶好の眺望。
プレミアムな日本茶ブランド「shu ha ri」が展開する個性的な3種のブレンド「一(ichi)」「二(ni)」「三(san)」の飲み比べや、ラテ、スイーツなど、ここでしか味わえないメニューが楽しめます。
写真の「shu ha riラテ(HOT)」(770円)は、瞑想をテーマにした「二(ni)」の茶葉を使用。
スッキリとした爽やかさと心地よい渋みが特徴的です。
ドリンクと一緒にいただきたいのが「shu ha riチョコ」(1粒350円、1日数量限定)。
目覚めをテーマにした「一(ichi)」の茶葉をふんだんに使用することで、玉露のようなキレのある旨みと茶葉の濃厚な甘みが引き立つひとしなです。
上下にはパリッとした食感が印象的な茶葉とカカオバター、間には、茶葉を練り込んだとろっとほどける口溶けの良い生チョコが。
その食感の違いも楽しめます♪
アート作品も展示!
2階の一角には、陶芸作家・吉岡正義氏と漆芸作家・松浦悠子氏の作品も展示されています!
自分で創り出すアートのアウトプットだけではなく、作家のアート作品を鑑賞するインプットもでき、いろんな形でアートと触れ合えますね!
今後はお二人以外の作家の作品も並ぶそうですよ。
実際に「体験」してみた!
まずは色・器選びから
今回は、「週末、金沢。」編集部が実際に「体験」を体験してきました!
まずは器の色彩選びから。
色鮮やかな10種以上の塗料から、ビビっときたものを3種選びます。
似たような色でも全く正反対の色でもOK!
使う色が決まったら、色を塗っていく器を決めます。
湯呑やお猪口などサイズや形が違う「九谷焼」を施した器から選べますよ。
私はこの後のお茶の試飲のことを考え、少し大きめの器を選びました!笑
「金沢塗」の技法で「塗り」の工程へ
奥にぼやけて見えるシルバー・グレーベージュ・ライムグリーンの3色をチョイス!
口を付ける部分に色がつかないようにマスキングテープで保護し、早速「塗り」の工程へ!
こちらの「塗り」は、「金沢塗」と呼ばれ、鮮やかな色彩を使用して、色を何層か塗り重ね、磨き、削るという作業を重ねるのが特徴。
重ね塗り・磨き・削りというのは「漆芸」ならではの技法なのだとか!
また、すぐに持ち帰られるようにと、速乾性の高い塗料を研究したのだそう。
一層目は筆の質感がしっかりと出るように、ペタペタと厚めに塗っていきます。
ここでの凹凸が最後に削る際の模様になってくるんです!
1〜2色を使用し、均等に塗り分けたりまだらにしたり…好きなように表現。
一層目を塗り終えたら、塗料が乾くまでしばし待ちます。
店内には作家さんの器やアート作品が並ぶので、それを見ながら待つのもいいかも。
一層目が乾いたら、二層目をうすーく塗り重ねます。
今回私はシルバーを二層目に選びました!
先程から一気に雰囲気がチェンジ。
最後にもう一層薄く色を重ね、乾いたら紙やすりで表面を優しくこすっていきます。
一層目につけた凹凸に合わせて、一層目や二層目が少しずつ見えてきていい感じ!
そうして出来上がったのがこちらの器!
光の当たる角度によって二層目のシルバーがキラキラして見えるのがお気に入りです♪
大好きな長町の風景をイメージして、グレーベージュとライムグリーンで土壁の感じを、シルバーで長町を流れる大野庄用水の水面の輝きを表現しました!
完成したらすぐに「使う」
器が完成したら、洗ってもらい、「shu ha riチョコ」1粒と一緒にすぐにその器でお茶をいただきます。
なんて贅沢!
先程も紹介した「shu ha ri」が展開する個性的な3種のブレンド「一(ichi)」「二(ni)」「三(san)」から、その日オーナーがおすすめする至極の一杯を目の前で点ててくれますよ♪
自分が作った器で飲むと、より特別な一杯に感じました!
感性と創造力が刺激されるアートカフェ「金沢茶寮」。
他にはない特別なアート体験をしに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
金沢茶寮
住所 | 石川県金沢市卯辰町チ16-17 |
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TEL | 076-254-6647 |
営業時間 | 10:00-18:00 ※体験の最終スタート時間は16:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |