旅行先として人気の沖縄県。沖縄に行くなら、ぜひ、ぜひ!おすすめしたい離島があるんです。
\久高島/
近頃、神の島としてじわじわ注目を集める、沖縄の離島です。
ということで、久高島に行ったからわかった、心と体が癒される不思議な「久高島」の魅力を、女子旅に、彼との恋旅に、そしてハネムーンに「久高島をおすすめしたい5つの理由」とともにたっぷりとご紹介しまーす!の記事の後編です。
理由 #04 特産のイラブー(ウミヘビ)食べて、内側からもパワーチャージ
イラブー基礎知識
久高島で、神の使いとされる神聖な生き物が「イラブー」うみへびです。琉球王国時代には、久高島のイラブーは非常に高価な滋養強壮の食材として、国王に献上されていました。
今も昔からの受け継がれた方法で漁が行われ、採ったイラブーは燻製にします。
その漁の方法にびっくり!深夜に写真の岩場に腰掛け、海に足をつけます。イラブーが足に当たった瞬間、手を突っ込んでイラブーの首を掴んでつかまえるのです。実はイラブー、マムシより強い毒があるそう。島のみなさん、さ、さすがです!
捕まえたイラブーは100匹ほど集まったら燻製にするのですが、集まるまでの1週間ほど飲まず食わずでもイラブーは生き続けるそうです。凄まじい生命力!
イラブー実食!
島の食堂「食事処とくじん」で、「イラブー汁(単品1,650円)」をいただきました。
燻製したイラブーを戻し、昆布と共に煮込んだスープは、なんとも滋味深い味わい。
鱗模様が、イラブー感満点です。身自体は、骨が多く食べられる部分は少ないですが、皮はプルプルした食感。イラブー汁を飲めば、半年の元気がもらえると言われているそう。
ほかにも、しまならではの野菜を使った「ニガナの和え物」や、「もずくの天ぷら」、「ゴーヤーチャンプル」、「沖縄そば」など、「食事処とくじん」ではおいしい沖縄料理がいただけます。
定休日:不定休
電話:098-948-2889
お土産もイラブー
「久高島船待合所」で、イラブーのおみやげをみつけました。イラブーの燻製を粉末にしたものや、イラブーの粉を練りこんだちんすこう、イラブーのこなを練りこんだ揚げ麺など、なかなかのラインナップです。
インパクトのあるおみやげを探すなら、ぜひ!
そして、「久高島船待合所」でいただいた「くだかじま 氷ぜんざい(グァバ茶つき 570円)」がおいしかった。島のおばぁが育てた豆が6種類入っていて、紅芋だんごも!沖縄産黒糖&きなこの鉄板の組み合わせが、最高でした。
営業時間:9:00〜16:30
定休日:無休
電話:098-835-8919(NPO法人 久高島振興会)
理由 #05 島の人たちが、あったかい
島を案内してくれるガイドさんがいいんです
気ままに島を見て回るのもいいですが、「神の島」である背景やストーリーを知ると、景色の見え方もぐっと違ってきます。
ということで、おすすめは島のガイドツアー。南城市観光協会認定ガイド「アマミキヨ浪漫の会」久高支部の地元島民メンバーのみなさんが、久高島の見どころを案内してくれます。
今回は、島内を歩いてまわる「久高島御行コース」をメインに参加しました。
ガイドの西銘武良さん。久高島生まれ、久高島育ち。沖縄言葉たっぷりに、久高島の各スポットにまつわる歴史や文化を教えてくれます。島での暮らしについてもお話してくれて、とっても興味深い!
西銘さんのガイドは、笑いもたっぷり!ほっこり、あったかい気持ちになりました。楽しかった!
料金:5,500円(4名まで1グループ)〜
予約・問い合わせ:098-835-8919(久高島宿泊交流館)
島のお父さんの長寿のお祝いにおじゃまさせていただいた!
島の商店へおやつを買いにでかけました。すると、なにやらにぎやかで。聞けば、お父さんの73歳の長寿のお祝い「トゥシビー」をされているそう。「よかったら、上がって」とまさかのお誘いを受けて、お祝いの席におじゃますることに。
73歳を迎えた主役のお父さん。若々しい!お父さんに勧められて、盃でお酒を飲み交わす儀式もさせていただきました。厳かな感じで、ちょっと緊張。
気がつけば、三線と指笛が響く中、お祝いの踊り「カチャーシー」を踊っていました。なんの面識もない私たちを招き入れてくれて、こんなに楽しい時間を過ごさせてくれるなんて!島の人の人懐こさ、あたたかさに、またまた感動です。
「もーあしびー」で久高島のみなさんと交流!
ガイドの西銘武良さんや、「塩づくり体験」でお世話になった西銘幸太さん、久高島のみなさんと一緒に、特別に「もーあしびー」をさせていただきました。
「もーあしびー」とは、島の若い男女が夕暮れから深夜に、野原や海辺に集まって、食べて飲んで、歌って踊って楽しむ、昔ながらの集まりのことだそうです。ここで三線や踊りの腕を磨いたり、恋が生まれたり♡
今回は、区長さんのお宅にて開催していただきました。
手作りのお料理の数々に感激です。島でとれた魚介や野菜のおいしいこと!もずくの天ぷらが絶品。ビールもすすみます(笑)。
ゲストは、三線の師範でもあるガイドの西銘さんの先輩、92歳になる島のおじぃ。久高島に水道をひき、沖縄本島と久高島を定期船で結んだ島の名士です。おじぃの弾く三線の音に、渋い歌声に、すっかり引き込まれました。演奏の合間には、戦争中のこと、定期船をつくったこと、たくさん話してくれました。これがまたおもしろくて!
今回泊まったのは、「久高島宿泊交流館」。シンプルながらも清潔感のある客室が気持ちよかったです。部屋にはテレビも時計もありません。静かにゆっくり、島の時間が過ごせます。
洗濯機&洗剤が無料で使えて、シャワー室にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープが用意してあって、ドライヤーも完備。タオルセットも100円で貸し出してくれます。コーヒーやお酒も購入することができて、とっても快適に過ごせました。
館内にある、久高島の歴史や祭祀が学べる民族資料館(無料)も見応え十分で、おすすめです。
久高島宿泊交流館
宿泊料金:4,000円〜
電話:098-835-8919
最後に…「久高島、最高!!」
どこまでも広がる青い空に、青い海。沈む夕日に、昇る太陽。緑は力強くて、風が気持ちいい。コンビニも、行き届いた観光施設もないけれど、だからこそ、美しくて、大きな自然を五感フル稼働で感じることができます。久高島は、なにもしなくても、気がつけば心と体が満たされてる、やっぱり不思議な「神の島」。この不思議、ぜひあなたも体験してみてください!
※久高島には禁忌や立ち入り禁止の場所があります。島のルールに従って楽しみましょう
久高島いくなら!こちらのサイトもチェック
協力:NPO法人 久高島振興会、一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー