【金沢】お惣菜&お弁当専門店「おかず屋 すず」がオープン。ほっこり優しいおかずで"能登"と"金沢"の架け橋に【NEW OPEN】

2024年5月、金沢市山の上町に「おかず屋 すず」がオープン。
ふるさとのような優しくてほっとする味が自慢のおかず屋さんです。

ノスタルジックな雰囲気のある、細い坂道を上がっていくとお店が見えてきます。

こちらが、妙圓寺のお隣にオープンしたテイクアウト専門店「おかず屋 すず」
能登に住む人から能登の食材を仕入れて作る、おかずやお弁当を販売しているお店です。

古民家をリフォームした店内は、どこか懐かしさのあるのんびりとした空間。
元・玄関土間にショーケースが設置されています。

ショーケースには、 店主の高田さん手作りのおかずがズラリ。
一品一品に手間ひまがかけられたおかずの数々にワクワク! 並ぶメニューは、その日の食材の仕入れ状況によって変わります。

写真 左上:よだれ鶏、右上:サバの南蛮漬け、左下:有精卵の卵焼き、右下:長イモときのこのいしる炒め

こちらが、高田さんにおすすめしてもらった今日のおかず。 量は約1人分がパックされていて、一人暮らしから小さいお子さんのいるご家庭、夫婦二人暮らしの方まで選びやすいサイズ感。

まず、ぜひ食べてみてほしいのが「有精卵の卵焼き」
取材時は、珠洲の農家さんから仕入れた卵を使っていました。

「こちらの農家では、鶏を平飼いして玄米を中心とした餌を与えているんです。だから卵本来の濃厚な味わいが感じられます。こんな風に、どんな場所でどんな風に育てられているかを知って、より安心・安全な食材をお客さんに届けられるようにしています」と、話してくださいました。
(※仕入れ状況により生産者は変わります)

こちらも高田さんおすすめの、「長イモときのこのいしる炒め」
珠洲から仕入れたしいたけを輪島のいしるで炒めた人気メニューです。
長芋のほくほく感ときのこの食感、いしるのまろやかな香りがクセになります。

食材の仕入れ先は、出荷量が限られている兼業農家さんが中心。
そのため、その時の旬の食材を仕入れ、どんなメニューにするかを考えているそう。日によってメニューが変わるので、何度でも通いたくなりますね。

また、お弁当の注文販売もしています(2日前に要予約、1個から注文OK)。
お米は珠洲産。木曜は魚、金曜は肉、土曜は旬の野菜とメインも色々。 副菜が3品以上ついて、栄養も抜群です。

予約時に苦手なものを伝えれば、細かい要望にも応えてくれるそうです。

店主の高田さんは、珠洲市の出身。
月に1回以上、能登の農家さんをまわり仕入れをおこなっています。
能登半島地震で被災された農家さんには『一生懸命育てた野菜を金沢で販売してくれてうれしいわ〜』と声をかけられるそう。 「このお店が能登と金沢の架け橋になれたら」と話してくださいました。

海に山にと豊かな食材が揃う能登の文化を大切に守り、心温まるおかずにして提供する「おかず屋 すず」
美味しく味わいながら、能登の地へ想いを馳せてみては。

おかず屋 すず

住所石川県金沢市山の上町1-37
TEL070-2834-1917
営業時間11:00-14:00
定休日月曜〜水曜、日曜
駐車場なし
公式Instagram