
編集部が金沢のカフェを訪ねるシリーズ企画、「石川・金沢カフェ巡り」。
今回は、金沢市の安江町にある「カフェ安江町ジャルダン」におじゃましてきました。

2014月にオープンした「カフェ安江町ジャルダン」は、明治初期に建てられた金澤町家をリノベーションしたカフェ。
デザイン事務所やIT関連企業のオフィスなどのテナントが入居する複合施設「Machiya5」内にあります。


奥へと続く細い廊下を歩いていくと、ひっそりとカフェの入口が現れます。
金沢駅のほど近くとは思えない静けさと落ち着きに満ちた空気が漂い、一歩進むごとに別世界へと足を踏み入れるような、不思議なときめきに包まれます。

店名の「ジャルダン」は、フランス語で「庭」という意味。
ナチュラルで温かみのある雰囲気の店内には柔らかな光が差し込み、窓の外には緑豊かな庭が広がっています。

リラックスできるように、椅子選びにはひときわ気を配ったと話す店主。
それぞれファブリックの色が異なるラウンジチェアは、素材感を大切に長く使える家具を作る大阪のインテリアショップ「TRUCK」でセレクトしたものです。

看板メニューは、注文を受けてから焼き上げる「スコーン」(800円)。
できあがるまで30分ほどかかりますが、焼きたてを楽しみに待つのもまた、うれしい時間です。

組み合わせで満足度を深めてほしいと、スイーツはドリンクと一緒に注文するのが同店のルール。
今回は「コーヒー」(500円)と一緒にいただきました。

焼きたてのスコーンは、ほっかほかで中はふんわり優しい口当たり。
北海道産の生乳でつくられるコク豊かな生クリームと自家製ブルーベリージャムとの相性も抜群です。
待ったかいがあったと思わせる美味しさです。

コーヒー豆は、東京・十条にある喫茶店「梅の木」のもの。
自家焙煎のブレンドをネルドリップで抽出し、コク深くしっかりとした苦みがありながら、まろやかな味わいです。

こちらもぜひ食べてほしいメニューが「宝達くずミルクプリン」(800円)です。 材料は宝達志水町の伝統的製法で作られる「宝達葛」と、きび砂糖、牛乳、生クリーム。 注文を受けてから練り始め、20分ほどかけて仕上げます。

きな粉と黒蜜をたっぷりとかけて提供。
ビタミンカラーで涼やかな「パッションフルーツスカッシュ」(700円)との組み合わせが、この夏のおすすめです。

食感はなめらかでもっちり。
甘さは控えめでミルクと葛の風味が調和し、口の中でなめらかにとろけます。
つるりとしたのど越しのよさも魅力で、ひと口食べると思わず笑みがこぼれる一品です。

ただ年を重ねるのではなく新しいことに挑戦したい、と50代でカフェ開業を決意したオーナーの小紙 理恵さん。
食べることが大好きで、自身で味わい納得したものだけを提供。
これだと思った素材はいいものを惜しみなく使うのもポリシーだと話します。
初めての訪問でも「どこか美味しいお店知ってる?」と気さくに話しかけてくれる、小紙さんの距離感がまた心を和ませてくれます。

町家の奥の穏やかな空気が流れる隠れ家のようなカフェ「カフェ安江町ジャルダン」。
心ほどけるひとときを過ごしに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
カフェ安江町ジャルダン
| 住所 | 石川県金沢市安江町18-12 Machiya5 1F |
|---|---|
| TEL | 076-254-1654 |
| 営業時間 | 12:00-17:30 |
| 定休日 | 金曜、不定休 |
| 駐車場 | 近隣に有料Pあり |