スギヨ仮面だ!!
どうも。
受けた食育を忘れジャンクフードばっかり食べてる偏食の鬼、「週末、金沢。」編集部のNです。
以前はチャンピオンカレーの工場を見学させてもらった私達。
「もしかして強めにお願いすればけっこう工場って見せてもらえるんじゃない?」と味をしめてしまい…
なんと今回こちらにお邪魔することに成功しました。
「ビタミンちくわ」や「加賀揚」でおなじみのスギヨさんです!
これらの商品、見たことある人も多いのでは
「ロイヤルカリブ」や「香り箱」などのカニカマでも有名な「スギヨ」ですが、まさかこんな山中に会社があるとは…
こんな山に囲まれて毎日働いてたらカニのこと忘れない?大丈夫?
山すぎる
パネルでお勉強しながら工場見学!
窓越しに工場の中をたっぷり見学できます
こちらのスギヨさん、ちくわやかまぼこを中心に生産する本社工場の見学も行っております。
工場の様子を窓から眺めながら、資料と一緒にスギヨの商品ができていく工程を楽しく見学できるというもの。
スギヨ仮面と記念写真を撮る、衛生面がしっかりケアされている怪人
スギヨといえば、食育の大切さを伝えるヒーロー「スギヨ仮面」でもおなじみ。
石川県内の多くの幼稚園や小学校、イベントを回って食育について伝えているので、工場見学も子ども達がたくさん来てくれるそう。
でもスギヨ仮面効果であまりにも人が来すぎて一旦休止、最近までやってなかったんですって。
人が来すぎて休止するの、休止業界で一番かっこいい休止方法じゃない?
パネルでちくわができていくようすやスギヨのことについて勉強したり
上皇陛下がいらっしゃったときに履かれていた長靴を見たり
巨大ちくわを作ってギネスにチャレンジした話を読んだり
ヒュンヒュン飛んでくるちくわをさばくスタッフさんに目を奪われたりしていました 。
ちくわがヒュンヒュン飛んでくるのをノールックでさばいている人
商品の生産から梱包までの流れが追えるうえ、明治からの食生活とスギヨのかかわりも学べる、大人も楽しい工場見学。
これだけでも十分見る価値があったのですが…
せっかくなので中に入れてください!!見たい見たい!!!
とオフィスの真ん中でダダをこねていたら入れてくれました。
スギヨの社員さんはやさしいな、やっぱ毎日ビタミンとってる人は余裕がある
ちなみに工場内は一般公開されていないのでみなさん行ってもダダをこねないでください
中は暑い
中、めっちゃ暑かったです。
それもそのはず、ちくわや加賀揚はすり身などを「焼く」「揚げる」ことで完成するもの。
おじゃました時期はまだ外が涼しかったのですが、夏場は熱気が逃げず大変だそう…。
みんなも夏にちくわ食べような、きゅうりとか詰めてさ
ちくわができるまで
まず、大きな生地から棒に巻かれた筒状の生地が作られます。
その生地はめちゃくちゃ高速で回転したまま移動し…
等速です
この一瞬でめちゃくちゃちくわになる!!!!!!!
おなじみの姿に。めっちゃ熱いです
フラットなちくわにブルブルブルブル!!!!!と表情がつくさまは壮観。
このちくわ、工場では1日に30万本ほど生産されるそうです。
横のレーンでは加賀揚が。
加賀揚ができるまで
加賀揚の赤ちゃんだ
これをこう!!!!!!!!
ジョワワワワ
かくして、加賀揚が出来上がるのです
他にも紅しょうがとかレンコンとかガンガン揚げてた
同行した編集メンバー。ずっとうれしそうに食べてました
全部食べさせてくれるんですけど毎回めっちゃ熱くてかなり笑ってしまった
ほんとお邪魔してしまってすみません、ありがとうございました!
笹かまのライン横でピースしている工場スタッフさん。いい職場だ
スギヨの社員の人にお話聞いてきました!
工場見学のあとは実際にスギヨで働く社員のみなさんにインタビュー!
いろいろお話聞いてきましたよ!
もともとは加賀藩政の時代、寛永17年に創業した魚屋がルーツだという「スギヨ」。
魚のおいしさをそのままに、もっとたくさんの人に味わってほしいという想いから、魚の加工を始めたといいます。
そして大正〜昭和初期に焼きちくわの製造を始めたスギヨ。
昭和27年に今も多くの人から愛される「ビタミンちくわ」を販売!
戦後でなかなか栄養がとれなかった人々から人気を集め、大ヒット商品となったそうです。
スギヨのちくわはもともとこの「アブラザメ」が原料だったそうです。サメなんだ!
昭和に生まれた主力商品のひとつが、「スギヨ」が産みの親といわれる「カニカマ」。
もともとは食用の人工クラゲを開発しようとしていたところ、開発に失敗したものがカニの食感に似ていたことが「カニカマ」誕生のきっかけなのだそう。
なんとカニカマは戦後の食品三大発明として「カップラーメン」「レトルトカレー」と肩を並べる食品なんですよ!
カニカマの工場は見学を行っていないらしく、今回はお邪魔できませんでした。くやしい!!
エントランスではカニカマの魅力を学べる動画が流れています!
現在は能登でしか味わえない豊かな食文化を全国、そして世界に伝えるべく、既存の商品の改良や新しい商品の開発を続けているそうです。
うなぎの香りや食感を忠実に再現した「うな蒲ちゃん」など、新たなブームの予感がする商品も続々登場中!
これからも注目しないといけませんね!
おわりに
海の恵み豊かな能登の味を食卓に届けるスギヨ。
その製造工程が間近で見られる、とっても貴重な工場見学でした〜!
こちらの工場見学、平日のみの要予約。
団体はもちろん家族連れも大歓迎だそうなので、ぜひ行ってみてくださいね〜!
スギヨ北陸工場
住所 | 石川県七尾市西三階町10-4-1 |
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定休日 | 土・日曜 |