【金沢ラーメン探訪 #05】駅前の隠れた名店「らーめん風花(かざはな)」実直な手仕事から生まれる、味わい深いワンタンらーめん!

金沢のらーめん風花(かざはな)

編集部が石川・金沢の気になるラーメン店をぶらりと巡る新企画、「金沢ラーメン探訪」。
今回は、金沢駅前にある「らーめん風花(かざはな)」にお邪魔してきました。

金沢駅から徒歩5分、別院通り商店街にひっそりと佇む「らーめん風花」。
2007年の創業以来、素材一つひとつにこだわった味わい深い無化調ラーメンを提供し続ける名店です。

どこか懐かしさのある佇まいに、期待感と空腹感も高まります…

気さくなご夫婦が切り盛りする店内は、家庭的であったかい雰囲気。
オープン当時から足繁く通う常連客も多く、連日幅広い世代のお客さんで賑わっています。

厨房で一人テキパキと調理をするのが、店主の越竹さん。
かつては大手ラーメンチェーンに勤務していた越竹さんですが、「自分が好きなもの、作りたいものを提供したい」と起業を決意。
なんと調理経験ゼロからラーメン作りに挑戦し、数年かけて「らーめん風花」ならではの味を生み出したんですって。

美味しさの秘訣は、一切の妥協をしない食材選び。
トッピングの野菜からお肉、調味料まで、いくつもの産地やブランドを試し、納得したものだけを厳選されています。

「いいものを使って、ちゃんと作る。ただそれだけ。」
そう言って、丁寧な手仕事で盛り付けられた一杯は、まさに実直そのもの!
イマドキの派手さはないですが、店主のこだわりと誠実さが詰まったラーメンに心を鷲掴みにされます。

イチオシは、「らーめんワンタン玉子」(1,450円)。
創業から5年後に生まれたメニューで、その当時一般的だった薄い皮のワンタンではなく、厚めの皮で食べ応えのあるワンタンを使用したことで大人気に!
今では新規客のほとんどが注文するほどの名物になっています。

スープには、鶏ガラと手羽先、そして7種類もの野菜をたっぷりと使用。
越竹さん曰く、にんじんがスープの旨みに深みを出すいい仕事をしてくれているんですって!

またカエシは、金沢大野の醤油を軸に小豆島の醤油をブレンド。
甘めの鶏ガラスープとの相性抜群で、主張しすぎず全体の味のバランスをグッと締めています。
しっかりコクのある味わいながら、上品であっさりとした余韻が残ります…心に沁みる〜

麺は、スープとの相性を考えて特注した、ストレート中細麺。
こだわりは、4日以上寝かせて熟成させていること。
じっくり熟成させることで、粉っぽさがなくなり、モチッとした弾力や粘り、麺との一体感がアップするんですって。
スープとの絡みも最高です♡

存在感のあるワンタンは、スープが染み込み旨みがジュワッ!
もっちりの食感も満足感があります♡

その他、とろっとろのチャーシューや煮卵、ほうれん草、メンマなど、トッピングと麺のバランスもしっかり計算されており、最後まで飽きさせない工夫が感じられました。

胃にもたれにくい、あっさりでも深みのあるスープで、ペロリと完食できました♪
もう一杯いけちゃうかも…!

きっと誰かを連れて行きたくなる、金沢駅前の名店「らーめん風花」。
店主のひたむきさが詰め込まれた一杯を、ぜひ堪能してみて。

らーめん風花(かざはな)

住所石川県金沢市此花町2-4
TEL076-264-2229
営業時間11:00−14:00
17:00-21:00
定休日月曜、日曜の夜
駐車場近隣に契約Pあり