「富山と薬」といえば、江戸時代から「越中とやまの薬売り」と謳われるほど、切っても切り離せない存在。そんな「くすり(製薬産業)文化」について、体験しながら楽しく学べるツアーがあると聞いて、お隣・富山の製薬会社「前田薬品工業」にやってきました〜!
前田薬品工業は、軟膏剤等の外用剤を中心に、様々な医薬品の研究開発や製造販売を行っている会社。
こちらでは、工場見学やハンドクリーム作りのワークショップが体験できるとのこと! ワクワクです。
立山工場に到着!
「産業観光ツアー」を体験できるのは、「前田薬品工業」の立山工場。
2021年3月に竣工したばかりの、塗り薬(ステロイド外用剤)専用工場です。
ツアーがスタート!薬都とやまの歴史を学ぶ
今回、ツアーを案内をしてくれたのは「前田薬品工業」のスタッフ・稲村さん。
何でも丁寧に教えてくれる、優しいお姉さんです♪
学校では習わなかった薬の歴史に、「へぇ~!」が止まりません!
まずはお部屋で動画を見ながら、立山工場で作られている塗り薬(ステロイド外用剤)についてや、富山県が「薬都」と呼ばれる理由と歴史を学んでいきます。
壁画を使ったプロジェクションマッピング
お部屋を出て工場内を移動すると、なんと通路の壁一面にイラストが!
右上にいるのが、雷鳥をモチーフにした前田薬品工業のマスコットキャラクター「マエ坊」。
大きな瞳に丸いフォルムが超かわいい~♡
しかもなんと!
富山のくすりが産業として発展した理由や、塗り薬の調整から出荷までの流れを、プロジェクションマッピングでマエ坊が分かりやすく説明してくれるんです。
※プロジェクションマッピングの様子は、ツアーに参加してのお楽しみ♪
医薬品の製造現場を見学!
次は工場見学!
立山工場では3種類の塗り薬を作っていて、薬が容器に充填~出荷されるまでの一連の製造工程の流れを、見学者通路から見学することができます。
現在稼働している機械は、薬を容器へ入れてから包装するまでの作業を、1分間に最大120本分も完了できるんだそうです! すごい速さで動く機械は、どれだけみていても飽きないんだよなぁ…。
工場内を探索していると…あー!? こんなところに「隠れマエ坊」を発見!!
皆さんも、工場内に何匹いるかぜひ探してみてください♪
まるで理科の実験!? 手作りハンドクリーム体験
薬の作り方を学んだところで、いよいよ自分で作る体験へ!
ツアーではオリジナルのハンドクリームが作れますよ。
目の前に置かれているのは、ビーカーやピペット、そしていろんな液体に白い粉…!?
なんだか理科の実験でも始まる雰囲気です♪
本当にこれでハンドクリームができちゃうの!?
工場見学で学んだクリーム剤を作るノウハウを生かして、様々な原料を順番に、均一に混ぜ合わせていきます。ドキドキ…♪
透明だった液体が、だんだん半透明のゼリー状に!
最初は分離していた原料が、最後に"魔法の物質"を入れることで色や状態に変化が…!
この"魔法の物質"は、ツアーの最後に正体が明かされますよ!
ひたすらかき混ぜていくと…、あら不思議!!
滑らかな白いクリームを手に塗ってみると、確かにしっとり♪
見覚えのあるハンドクリームの形状になりました!!
クリームができたところで、数種類の中から好きなアロマオイルを選び、オリジナルの香り付けをします。
ゼラニウムとオレンジの香りをセレクト! とってもいい匂い~♪
香りを付けたクリームを容器に詰めて…
ラベルには自分で使用期限も記入。製薬会社っぽい~!
仕上げに、完成したクリームを容器に詰めて、表面と裏面にラベルを貼れば…
不器用な私でも作れてうれしいッピー!(マエ坊ボイス)
ハンドクリームの完成です!やったー!
スタッフの稲村さん、ありがとうございました!
普段使っているものなのに、意外と知らない「くすり」のこと。
今回の産業観光ツアーでは新しい発見がたくさんあり、改めて地元・北陸のものづくり産業の素晴らしさを実感できました♪
ぜひ皆さんも「マエ坊」と一緒に、友人や家族と一緒に、富山の産業を見て、学んで、体験してみてくださいね!
前田薬品工業「産業観光ツアー」
営業日 | 前田薬品工業株式会社の営業日による (土日祝は休業) ※完全予約制 |
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対象者 | 大人(中学生以上) |
催行人数 | 4名~16名(4名未満の場合は予約不可) |
料金 | 1人2,800円 |
時間 | 10:30~12:00(90分) ※時間の変更は可能な限り対応可 |
場所 | 前田薬品工業株式会社 立山工場 富山県中新川郡立山町塚越189-1 |
予約方法 | マエ坊トラベルURLのお問合せフォーム or 電話にて受付 |
電話番号 | 076-451-3731 |