
2月27日、金沢市材木町の浅野川沿いに、タルト専門店「こはる」がオープン!
真っ白な外観に、ゆるいタルトのイラストが描かれたロゴが目印です。

店名の「こはる」は、旧暦10月の季語で「春のようなやわらかなぬくもり」を意味する言葉。
その名の通り、訪れる人がホッとひと息つける“こはるのような時間”を過ごせる場所を目指しているそうです。

駐車場は全部で7台。
お店から40mほど先にある月極駐車場「横山町駐車場」(金沢市横山町21-8)の、ブロックに「こはる」と記載がある場所に停めることができます。

お店を営むのは、南出さん親子。
娘の祐華さんと母親の聡恵さんはそれぞれ別のカフェで経験を積んできましたが、自分のカフェを持つのが夢だった祐華さんが「一緒にお店をやろう」とお母さんに声をかけたことから、開業に至ったのだそう。
オープンするにあたってこだわったのは、お店の場所選び。
数ヶ月かけて探し歩き、ようやく巡り合ったのがこの浅野川沿いの一角です。
住宅街でありながら、窓の外には川の流れと豊かな緑。一歩足を踏み入れると、街の喧騒を忘れるような静けさに包まれます。

店内でまず目を引くのが、壁一面に広がる大きな窓。
「川の流れを眺めながら、ゆっくり、ぼーっと過ごしてもらえたら」という祐華さんの想いから作られた特注サイズで、施工業者も驚くほどの大きさだったそうです。
スマホも仕事も少しの間お休みして、ただ景色と空間に浸る。
そんな贅沢な時間がここには流れています。

内装は、眩しいほどの「白」で統一されています。
壁、椅子、テーブルをあえてシンプルにしているのは、各テーブルに飾られた季節の花を引き立てるためだそう。
ちょこんと飾られた一輪挿しの可愛らしさに、お二人の細やかなセンスを感じて、心がふっとほどけます。

人気メニューは、旬の美味しさが詰まった「フルーツタルト」(770円)と二層の美しい「アイスカフェラテ」(600円)。

タルトは毎日10種類ほど用意。
使用する果物は、国産にこだわり、毎朝果物を試食してからその日のタルトを仕上げるという丁寧な仕事ぶりが光ります。

アート作品のように美しい「いちごタルト」(770円)も人気。
いちごの酸味が強い日はカスタードクリームと生クリームを合わせて甘さを補い、甘みが十分な日は生クリームだけでシンプルに仕上げる。
その日に仕入れた素材に合わせて味を変えることで、果物のおいしさを最大限引き出してくれます。
ザクザクとした硬めのクッキー生地に、なめらかなクリームとフレッシュないちごがたっぷり。
甘さは控えめで、いちごの味をしっかり感じられる上品な味わいでした。

主役のタルトが美しく映えるよう、あえてシンプルなプレートで提供されるのもこだわり。
まん丸で色鮮やかなタルトは、思わず写真を撮りたくなる可愛らしさです。

タルトのほかに、クッキーなどの焼き菓子も販売しています。
中でも「レモンケーキ」(350円)がおすすめ。
「レモンの酸味が好き」という祐華さんが作るレモンケーキは、ほどよくすっぱめの味わいに仕上がっています。
砕いたピスタチオとレモンピールのトッピングがとってもおしゃれ!

現在、テイクアウトは一時お休み中ですが、準備が整い次第再開予定とのこと。
透明なケースに収まったタルトの可愛らしさは、手土産にもぴったりです。

母と娘が手を取り合って、浅野川のほとりに小さな明かりが灯りました。
かつて抱いた「いつか自分のお店を」という祐華さんの夢が、今、一番の理解者であるお母さんと共にこの場所「こはる」で花開いています。
浅野川を眺めながら、親子が作るタルトをひとくち。
川のせせらぎと木漏れ日の中で、忙しい日常で忘れかけていた「心のゆとり」を取り戻しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
こはる
| 住所 | 石川県金沢市材木町27-10 |
|---|---|
| TEL | 076-204-9972 |
| 営業時間 | 11:00-21:00 |
| 定休日 | 月・木曜 |
| 駐車場 | 7台 |
この記事のライター
かもめ
金沢の町並みが好きすぎて金沢に移住。雑誌編集者、新聞記者を経て、現在フリーランスのライターとして活動中。好きなものは猫、古いもの、ビーバー。