どうも。 「週末、金沢。」編集Nです。
「銭湯で腕につけるタイプの鍵を手首のところにつけるとシャンプーの時にジャマ」ということを毎回実際にシャンプーして「カチャカチャしてジャマだな」と感じるまで思い出せないことから、周りの人間からは親しみを込めて「バカ」と呼ばれています。うるさいよ
金沢にある素敵な銭湯をご紹介するとともに、僕が行きつけの銭湯を見つける流浪の旅「金沢銭湯めぐり」。
今回が第四回です。
ちなみに前回は「くわな湯」さんにおじゃましました。
前回のようすはコチラ!
朝6時からの営業が好評!土曜限定コーヒー風呂も話題の「諸江の湯」
最近できた看板らしい。めっちゃかわいいですね
道路に面した銭湯ですが、入り口は脇道を入ったところにあります
みんな〜 ここだよ〜
今日おじゃましたのは金沢市諸江町にある「諸江の湯」。
金沢のお風呂では珍しく、朝6時から深夜25時まで営業している銭湯!
朝は観光客や出張のサラリーマンにとってもうれしい営業時間ですね。
お風呂はこんな感じ。
浴槽は4つ。左から水風呂、薬湯、浅い浴槽と深めの浴槽と並びます。
中でも注目は土曜限定のコーヒー風呂。
コーヒーの香りでリラックス効果も見込める、なんとも珍しいお風呂です。
これは間違いなく本物だ…なぜなら本物コーヒー風呂と書いてあるので
金沢大学の教授と協力して作ったコーヒー豆は、なんとお風呂に使うために焙煎したものなのだとか。
なるほどそれは「本物のコーヒー風呂」の名にふさわしいですよね。
いや疑っていたなんてことは全然…マジでマジで…
お風呂に浸かるとコーヒーの香ばしい香りが。
入浴の瞬間は「いま俺はホットコーヒーに浸かっている」という感動でめっちゃウケてしまいました。みなさんもぜひ。
ちょうど誰もいなかったので全裸でコーヒー湯の端っこにピーンと立ってティースプーンのマネをしてたらお客さんが入ってきて恥ずかしかったので、皆さんはあまりはしゃがないようにしましょう。
番台さんに「諸江の湯」についていろいろ聞いてみました!
諸江の湯 スタッフ
松永さん

よろしくお願いします!

よろしくお願いします。

松永さんが店主さんなんですか?若くない???

いえ、店主は父ですよ。

いつかは私も跡を継いで、この銭湯を続けていければと思っていますけど

なんていい娘なんだ…ホロリ…

感極まるのが早くないですか?
Q1.「諸江の湯」の歴史について知りたい!

創業っていつなんですか?

ここがオープンしたのが昭和57年なので、今年で36年ですね。

創業は父なので、今の店主が初代になります。

以前は違うお仕事されてたんですか?

いえ、もともと父の実家が「日の出湯」という銭湯で。

父の兄も神保本で「ヘルシーバス268」という銭湯をやっているんですよ。今は息子に代替わりしたんですけど。

バキバキの銭湯民族じゃないですか

サイヤ人みたいに言わないでください
Q2.「諸江の湯」の魅力って?
フロントにある「銭湯カフェ」。日の当たるカウンターでのんびり過ごせます

「コーヒー湯」や「銭湯カフェ」など、他のところにない取り組みもされてますよね

そうですね、「銭湯カフェ」のスペースも最近始めたんですけど。

学生の子たちが勉強したり、年配の方は新聞を読んだり。自由にご利用いただいてます

お風呂に入ったあとも結構のんびりできるようになってるんですね

はい。銭湯って、若い子たちにとって敷居が高くなってるんじゃないかなと思っているんですけど

「諸江の湯」をお風呂を中心にしたリラックス空間にして、そういう人たちが気軽に来てもらえるようにしたいんですよね。

めっちゃいい…

そういう意味ではリラックス効果が見込めるコーヒー湯も同じですね。

新鮮さや珍しさで興味を持ってもらって、のんびりくつろいでもらって、「また来たいな」と思ってもらう。

みなさんが仕事や勉強のちょっとした息抜きをしに、生活の中で自然に使ってもらえたらと思っています。

そう言われたら僕もかなりリラックスしてきたな…

あ〜…う〜ん

すいません、ちょっと横になってもいいですか?

何しに来たんですか
Q3.「諸江の湯」ってみんなどんな風に使ってるの?

朝6時からやってるのも魅力ですよね!

そうですね、この辺りでは朝から開店している銭湯は珍しいので、よくご利用いただいてます。

朝は地元の方、夕方からは学生さん、夜はお仕事帰りの会社員の方。

お一人もグループも、男女問わず来ていただけてますね。

おっ、かなりまんべんないな〜

お客さん同士が会話するっていうよりは、みんなで思い思いの時間を過ごす人が多そうですね。

そうですね、そのあたりも含めて結構初心者向けの銭湯なんじゃないかなと思います

ここから銭湯の文化に興味をもってもらって、あちこち巡ってもらえれば

銭湯に行ったことない人に魅力をわかってもらうなら、まず「諸江の湯」からってことですね!

しかし本当に居心地がいいな…

う〜ん、これ松永さんに聞くべきことかわからないんですけど

はい

布団敷いてもいいですか?

わたし以外誰に聞くんですか

いいわけないでしょ

座敷わらしみたいなものだと思ってください

人間の前で布団を敷いて寝る座敷わらしはいません

明るいと寝れないんで電気消してもらっていいですか?

誰か塩まいて塩!
おわりに
ティースプーンのポーズ!
朝6時から深夜25時まで、いつ来てもお客さんがリラックスできて、「また来よう」と思える銭湯を目指す「諸江の湯」。
「銭湯ってなんとなく敷居が高いな…」と感じている人にこそ行ってほしいお風呂です!
お友達を誘って、同好の士を増やしてみるのもいいかもしれませんね。
諸江の湯
住所 | 石川県金沢市諸江町中丁180-3 |
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TEL | 0120-31-0268 |
営業時間 | 6:00-25:00 |
定休日 | 無休 |
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