北陸を代表する温泉郷のひとつ、加賀。
その地名を聞くと、やっぱり「温泉」を連想する方が多いのではないでしょうか。
温泉を楽しみに訪れるのも、もちろん素敵。
でも、加賀はご当地グルメだってアツいんです!
その名も…
「加賀カニごはん」
2015年のデビューから毎年バージョンアップし、その食数を伸ばしている「加賀カニごはん」。
2018年4月1日から始まる新メニューの発表&試食会に、「週末、金沢。」編集部も潜入してきました!
2018年バージョン「加賀カニごはん」発表会に潜入してきました!
会見が、始まる…
会場は加賀市民会館の一室。
テレビカメラや報道関係者がたくさん詰めかける中、発表会はスタートしました。
初年度の約10,000食から毎年リニューアルしているという「加賀カニごはん」。
加賀にある5つのお店で、それぞれの趣向を凝らしたカニごはんを提供しているそうです。
香箱ガニをまるまる一杯使ったカニごはんに小鉢が5品、味噌汁、献上加賀棒茶、デザートとコーヒーがつきます。
お値段はどのお店も1,950円!
内容を考えるとむしろ赤字なんじゃない?と思ってしまうお値段です。
今年は目標食数である年間12,000食を達成したそうです。
しかし、香箱ガニの漁獲量制限の都合でこれ以上の食数は難しいそう。
値段といい食数といい、プレミアムなご当地グルメだ…
加賀カニごはんの2018年版ラインナップが登場!
発表を聞きながら、実際の加賀カニごはんの登場をソワソワしながら待ちます。ソワソワ…
そしてとうとう、今年のラインナップの発表!
加賀ばん亭
「自分で創る磯の香り和風カニ焼きめしと 黒米そうめん入り餡かけカニ兜玉子蒸し」
熱した陶板の上でカニの外子入りごはんとカニの胴身などを混ぜて焼くカニごはん。
磯の香りが漂う焼きめしに黒米そうめんの出汁をかけて、餡かけのカニ焼きめしにしてもおいしい!
くいもん家 ふるさと
「焼きガニ出汁がそそるカニのすき焼きと ご縁ありカニ&季節野菜のちらし寿司重」
カニの出汁が香り高いすき焼きは、外子とカニみそを入れた甘めの割り下がポイント!
自家製のすし酢を使ったちらし寿司重もあり、さらにすき焼きの〆にはうどんも。
味はもちろん、ボリュームでも大満足間違いなし!
カーサフォルトゥーナ 〜幸せになる店〜
「濃厚カニみそトマト味のカニ玉ドリアと カニのキャビア入り!ピリ辛冷製パスタ」
濃厚なカニみそとトマト味のカニ玉ドリアは相性抜群! カニのうまみがぎゅっと凝縮されています。
カニのキャビアがたっぷり入った新感覚の冷製パスタも必食です!
割烹 加賀
「そのまま→薬味をまぜて→蟹出汁かけて 3種出汁のひつまぶし」
醤油味、トマト味、さらにはほうれん草味の3種を展開するカニめし&カニ出汁。
石焼きの器の中のカニめしは1杯目はそのまま、2杯目は薬味を混ぜて、3杯目はカニ出汁をかけていただくことで、移り変わる豊かなカニの味わいが楽しめます。
最初は醤油味がおすすめだそう!ぜひコンプリートしたいメニューです。
ホテルアローレ「竹翠」
「焼き蟹出汁がたっぷり入った海鮮鍋付き 待ち時間0の甲羅まるごと!カニ釜めし」
炊き上げたごはんに、カニ身、内子、外子をすべて混ぜたカニ釜めしは、まさにカニめしの真骨頂!
焼きガニ出汁が入った海鮮鍋の出汁をごはんにかけてもおいしい!
予約時間に合わせて調理してくれるので、炊きたての釜めしを待ち時間なしで提供してくれるのも魅力ですね。
加賀カニごはんJAPAN
仕掛け人のヒロ中田さん(株式会社リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター エグゼクティブプロデューサー)にもお話お伺いしました。
加賀でご当地グルメを作るにあたって、様々な魚種を検討されたといいます。
そして、全国的にも高い知名度と人気を誇るカニをセレクト。
ご当地グルメとして広く楽しめる価格を実現するために、メスのズワイガニである「香箱ガニ」を選ばれたそうです。
また、加賀では九谷焼と山中漆器も名産。
いずれのメニューでも器にはこの二つが使用されています。
「土地と素材の地産地消」をテーマに、この「加賀カニごはん」をつくったのだとか。
「いずれは『加賀といえばカニごはん』というブランドにしていきたい」とお話されていました。
これからの進化も楽しみですね!